アブソルート・ベリアサイ ABSOLUT VODKA BERRIACAI

生産国:スウェーデン
容量:750ml
度数:40度
創業年:1879年
製造元:V&S社

スウェーデン南部にあるオーフスでは、15世紀よりウォッカの生産が行われていましたが、それはウォッカというよりも穀物や輸入ワインを原料とした荒削りな蒸留酒といったものでした。当時のスウェーデンは好戦的な国王の下(またバイキングの血を引くという国民性もあったようですが)、戦争を繰り返していた時期のため、主な用途の薬用、飲用以外にも戦意高揚や火薬作成に利用されていたようです。

1879年、スウェーデン国内で「ウォッカ王」として知られていたラース・オルソン・スミスにより、連続蒸留機による蒸留方法を導入したオフスという蒸留所にて、「ブレンヴィン」(スウェーデン語で”燃えるワイン”という意味)なる名で生産販売が始まりました。これはスウェーデンのみならず、隣国デンマーク、ノルウェー、フィンランド等の国々でも販売されるようになり、同ウォッカのブランド力を築き上げると共に、1917年にはV&S社を設立されます。

ブランド名も「アブソルート・レント・ブレンヴィン」と名を変え、これ以後スウェーデンは酒類の製造販売は国営で行われることとなりました。当初は「Absolute Pure Vodka」というブランド名で販売しようとしたようですが、アメリカでは「究極の、絶対的な」の意味を持つ形容詞は商標登録が出来なかったため、”absolute”の最後の”e”を除いた形で「ABSOLUT」として登録されました(この時”ピュア”が商標に使えないという事で削除されています)。また、「バイキング」をイメージするブランドとして販売を検討していたようですが、「白い」=クリアなイメージを持つ形に変わったようです。このイメージを重視するため、ボトルに関しては鉄分の少ないクリアなガラスボトルを作り、ロゴカラーとして青色が採用されました。ボトル正面に貼られた人物がラース・オルソン・スミスです。

1979年、スウェーデンで誕生100年を迎えたことにより、アメリカやその他各国への販売機会を得ることとなります。クリアでマイルドな味を持ったウォッカは、世界各国での発売に際して、試薬品の瓶に似せた独特のシェイプをしたボトルでパッケージデザインを変えて販売されると、アブソルートの宣伝キャンペーンを担当した広告代理店、TBWAによる強力なキャンペーンにより、空前の人気を得ると共に、1985年にはアメリカで輸入ウォッカNO.1を記録。以後今日までその高い知名度を維持し続けています。

1979年の世界発売当時から、今日まで主要なキャンペーンはTBWAの手により行われており、初期のものは1980年に写真家のスティーブン・ブロンスタインが写真撮影し、そこに「ABSOLUT VODKA」とのコピーが書かれたもののみでしたが、このシンプルなスタイルが評判となり、アブソルート「絶対的な~」という名にちなみ、この瓶をキャンパスにして、多数のアーティストがこの広告に参加する一大キャンペーンに成長しました。ポップ・アートの旗手として知られるアンディ・ウォーホルや、デジタル・アートの鬼才、ローレンス・ガルテル、画家のビル・バーミンスキなど総勢300以上ものアーティストが参加しています。

アブソルートの主原料は、スウェーデン南部で生産される秋まきの小麦です。この小麦100%と天然の井戸水を合わせて発酵させ、その発酵液を数十回にわたって連続蒸留し、最終的に同じ井戸水でアルコール度数を調節し、アブソルートウォッカが精製されます。その味わいは原料の小麦をうけ、ほのかに甘味を持ったものになっています。

アブソルート・ベリアサイ」は、天然のアサイ、ブルーベリー、ザクロから抽出したエッセンスを配合したフレーバーウォッカです。まろやかな味わいで、クリスタルのように透き通った色、さわやかなベリーの風味が特徴です。また、「アブソルート ベリアサイ」は、2011年11月にポーランドで行なわれたインターナショナル バーテンダーズアソシエーションによる「ワールドカクテルチャンピオンシップ」にて、日本から出場したバーテンダー山田高史氏が見事に総合優勝を獲得したカクテル「グレートサンライズ」に使用されました。

ちなみに「アサイ」とは、アサイベリー (acai berry) などと表記される場合もありますが、植物学的にはブルーベリーやその他ベリーとは近縁ではなく、アサイはヤシ科の1種です。アサイの実は非常に栄養価が高く、果実100g中に含まれるポリフェノールは約4.5gで、ココアの約4.5倍、ブルーベリーの約18倍ともいわれています。他にも、鉄分はレバーの3倍で、食物繊維、カルシウムなども豊富です。

カテゴリー: Sprits パーマリンク

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